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新型コロナウイルスのワクチン接種について押さえておきたい大切な数字6つをご紹介します

医療・健康
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こんにちは。家族に医療従事者がいるため、新型コロナウイルス感染症が常に不安なひなこです。先ごろ、政府が新型コロナウイルスのワクチン接種を2月下旬から始めるという方針を打ち出しましたね。現在はスケジュールの問題ばかりが報道されていますが、あなたはワクチン接種を受けることについてどう考えておられますか?「まだ具体的なことがわからない!」という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、新型コロナウイルスワクチンについて理解を深めるために大切な数字6つをご紹介したいと思います。

日本で扱うワクチンの種類(メーカー)は3種類

出典:こどもとおとなのワクチンサイト

WHOの1月19日時点のまとめによると、現在、臨床試験に入っているCOVID-19ワクチン候補は64種類あるそうです。このほかに前臨床段階のものが173種類もあるそうです。けっこうたくさんの医薬品会社が研究に取り組んでいるのですね。

そのうち、日本が購入契約を結んだのはファイザー、モデルナ、アストラゼネカの3社です。効能は三種類で少しずつ違うようです。そう聞くと「より効果が高いものを選びたい!」と思ってしまいますよね。しかし現状では、各市町村の医療機関や接種会場では、1カ所につき1種類のワクチンを取り扱うことが原則になる予定だそうですので、自分の希望のワクチンを選ぶことはできなさそうです。

免疫が確実にできるためには2回接種を受けなくてはならない

コロナワクチンは免疫が確実にできるためには2回接種しなくてはなりません。田村厚生労働大臣は昨年12月に国会において、複数回の接種が必要な場合、同じメーカーのワクチンを接種できるよう体制整備を進める考えを示しています。

また、本来は、このワクチンは3週間の間隔をあけて計2回接種することが望ましいのですが、スケジュール的に厳しいようです。そこで、現段階において厚生労働省は、高齢者については1回目の接種から3カ月以内に2回目の接種を終わらせることを想定しているそうです。(2021年1月25日時点)

しかし、日本が確保できているワクチン量は1.25回ぶんのみ(2012年1月22日時点)

一人2回は受けなくてはいけないワクチンなのですが、2021年1月22日時点で我が国が確保できているワクチン数は一人あたりの接種可能回数で換算すると1.25回ぶん!!医療従事者、高齢者の順で接種が進められる予定ですが、このままでは足りないのは明らかです。頑張れ日本政府!

幸い1月28日に、アストラゼネカ社が日本国内で9000万回(4500万人)分のワクチン生産を始めるとの報道がありました。ワクチンの供給には限りがあり、世界各国で激しい争奪戦となっているなか、国内生産が始まることは安定供給が望め、安心材料ですね。価格も他の二社(ファイザー、モデルナ))に比べて安いそうですよ。

ここまではワクチンそのものに関することでした。次はワクチン接種に関する数字をご紹介します。

接種にかかる費用は0円

接種は全額国が負担してくれますので、無料です。この点は嬉しいですね。3月中旬以降、65歳以上の高齢者には市町村から「接種券」が郵送されるそうです。郵送されてきたら予約電話をし、「本人確認書類(運転免許証、健康保険証など)」を持って、会場に向かってください。

接種が済んだら30分は帰れない

副作用の有無を確認するため、接種後15-30分間の観察時間が推奨されています。会場にとどまり、安静にして、接種後の体調変化がないか担当者に確認してもらってから帰宅します。どうしても人が集まって三密になりやすい場所ですので気を付けてくださいね。

重い副反応(アナフィラキシーショック)が出る確率は10万分の1

副反応が心配だ、という方も多いと思います。副反応は大半が軽いもので、大まかに分けると次のようなものがあります。


局所症状:接種部位の痛み、腫れ、発赤、接種した側の脇の下のリンパ節の腫れ
全身症状:発熱、倦怠感、頭痛、寒気、筋肉痛、関節痛

80〜89%の人に局所症状のうちの少なくとも1つ、55〜83%の人に全身症状のうちの少なくとも1つが生じる可能性があると報告されています。症状は,接種後3日以内に起こり、1〜3日で消退します。副反応が起きやすい人はもともと何らかのアレルギー症状を持っている人が多いでそうです。

既に接種が始まっている各国の状況をまとめた学者の論文によると、新型コロナウイルスのワクチンで激しいアレルギー反応がみられる割合は、これまでのところおよそ10万人に1人だそうです。適切に治療が行われれば、実際に予防接種によるアナフィラキシー反応によって亡くなることはほとんどないとのことです。

もともとアレルギーを持っていない人であれば心配はあまり要らなさそうです。

まとめ

厚生労働省は、今後、ワクチンを受けることができる医療機関や接種会場を探すための、接種総合案内サイトを設置する予定です。どの程度の情報を載せるかはまだ協議中のようです。

なお、接種は強制ではありません。副反応含めて同意できる希望者のみ対象です。私は食品アレルギーと慢性蕁麻疹が持病なので、どうしても安全性を考えて二の足を踏んでしまいます。私と同じ思いの方はけっこう多いのではないでしょうか。

今後のニュースや報道をとおして、自分はどうするか、意見をきちんと決めておくことが大事になってきそうです。

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ひなこ

50代前半未婚女子。療育関係に長年勤務し2022年春退職。80代の父を介護し看取りました。現在は公認心理師 と専門学校の生物の講師を兼業。アドラー心理学と認知行動療法、女性活躍推進コンサルタントを勉強中です。ここでは様々な生き方に関するお役立ち情報と耳や目に関わることについて発信しています。

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